ポロシェンコ大統領、ウクライナ軍艦艇のアゾフ海入りを歓迎

23日、ペトロ・ポロシェンコ大統領は、二隻のウクライナ軍の艦艇がアゾフ海に入ったことを歓迎した。この2隻の艦艇は、アゾフ海に新設されるウクライナ海軍基地に組み込まれる。

同日、ポロシェンコ大統領がフェイスブックに書き込んだ。

大統領は、「私達の艦艇、捜索救助船A500『ドンバス』とタグポートA830『コレーツィ』がアゾフ海に入域したことを歓迎する。これらは、アゾフ海の新設されたウクライナ海軍の基地に組み込まれることになる」と述べた。大統領はまた、命令を完璧にこなした乗員に謝意を述べた。

これに先立ち、9月20日、軍関係ポータルサイトが、両艦艇がオデーサ市にある西部海軍基地からアゾフ海のベルジャンシクの新設海軍基地へ向けて出航したことを伝えていた。

21日は、オレクサンドル・トゥルチーノウ国家安全保障国防会議書記が、同日夜間にも両艦艇がアゾフ海に入域することが報じられるであろうと述べていた。

ロシアは、過去数か月にわたり、ベルジャンシクとマリウポリに向かう船舶を拘束してきた。ヴォロディーミル・オメリャン・インフラ相は、欧州連合(EU)加盟国やアメリカとアゾフ海ブロックに関する対露制裁導入を協議していると述べていた。

アメリカ国務省は、ロシアのアゾフ海の行為をウクライナ不安定化の試みであると発表していた。

また、ウクライナは、9月24~27日にニューヨークで開催される国際連合総会において、ロシアのアゾフ海のブロック行為を提起する予定とのこと。

同時に、マリヤ・ザハロワ・ロシア外務省報道官は、ロシアはケルチ海峡とアゾフ海の海域で船舶を「検査」することは国際法規範に反することではなく、止めるつもりはないと述べていた。