ウクライナ軍、ルハンシク州ゾロテー近郊の集落のコントロール獲得

ウクライナ統一部隊は、ルハンシク州ゾロテー付近の地点を強化した。

22日、統一部隊がフェイスブックで発表した。

発表では、統一部隊はロシア占領軍側からの砲撃から民間人の安全を確保するために、ウクライナ政府のコントロール化にある自治体周辺に安全圏を作り、強化する方策をとっている、とある。

この件については、この発表に先立ち、21日、ドミトロー・ティムチューク最高会議(国会)議員は、フェイスブックで、統一部隊の作戦の結果、約40ヘクタールにわたる領土のコントロールを回復したと述べていた。

ティムチューク議員は、「150人弱の住民は、ウクライナ解放兵士を『ウクライナに栄光あれ!』、『英雄たちに栄光あれ!』とのスローガンで迎えた」と書き込んだ。

また、同議員は、具体的に、ルハンシク州ゾロテー5における作戦であったとし、また、ロシア占領軍がウクライナ軍からの攻撃を受けないように体系的に民間インフラを利用しており、それはいわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる空間の民間家屋も同様であると指摘した。

最近、ウクライナ統一部隊がゾロテー4のコントロールを獲得して以降、敵は、「グレーゾーン」にあたるゾロテー5の北西側民間人居住地を利用しながら、ゾロテー4にあるウクライナ軍配置地点に対する攻撃を強めていたとある。

ティムチューク議員は、「挑発的攻撃を止め、ゾロテー4の統一部隊と民間人の生命・健康を維持するためるため、『情報抵抗』(編集注:同議員が所属していた機関)が得た情報によれば、9月19日、統一部隊予備員からなる遠方諜報中隊隊員が統一部隊管理空間を拡大し、ゾロテー5の北西周辺部のコントロールを得ることで、新たな地点を獲得した」と指摘していた。

TSN局の情報では、ウクライナ諜報員のグループは、ほぼ72時間にわたる情報収拾と30分の戦闘という電撃作戦を行ったとのこと。集落「ヴィーリニー」の解放は、ウクライナ兵士の損耗なく完了したとのこと。