ヴェネジクトヴァ検事総長、ユルチェンコ議員への汚職犯罪容疑伝達文に署名

イリーナ・ヴェネジクトヴァ検事総長は、汚職対策機関が作成したオレクサンドル・ユルチェンコ最高会議議員への汚職犯罪容疑伝達文に署名した。

ヴェネジクトヴァ検事総長がフェイスブック・アカウントにて報告した

検事総長は、特別汚職対策検察(SAP)とともに数時間にわたり捜査内容の分析を行い、その結果としてユルチェンコ議員への汚職容疑伝達文と容疑者への未決囚予防措置として逮捕の主張文に署名したことを伝えた。

なお、ヴェネジクトヴァ検事総長は15日時点では、最高会議議場にて、NABUからオレクサンドル・ユルチェンコ最高会議議員に対する容疑文への署名を求められる書簡を受け取ったが、証拠が不十分だったため署名をしなかったと発言していた。

一方で、NABUは15日、ユルチェンコ議員への賄賂の提供に関する動画資料を一般公開した上で、同議員へ容疑を伝達するための証拠は集まっているが、伝達に必要なヴェネジクトヴァ検事総長の署名が得られていないことを発表していた

また、9月13日には、ヘオ・レロス最高会議議員が、NABUがユルチェンコ議員補佐官を収賄容疑で拘束したと伝えていた。その際レロス氏は、NABUは、ヴェネジクトヴァ検事総長がユルチェンコ議員への制裁を妨害しているとして検事総長を非難していると発言していた。