クリミア占領に加担の「自警団」元メンバーをキーウ市内で拘束

クリミア自治共和国の治安機関(ウクライナ政権)は、キーウ(キエフ)市内にて自称「クリミア自警団」の元メンバーを拘束した。

4日、クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市国家警察総局が発表した

発表には、「クリミア治安機関職員がキーウ市にて、いわゆる『クリミア自警団』の元戦闘員を拘束した」と書かれている。

クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市国家警察総局は、刑法典におけるウクライナの領土一体性・不可侵性侵害、国家反逆、違法武装集団創設の項目を根拠に刑事捜査を行なっていると伝えた。捜査は、2014年3月初頭からのクリミア自治共和国にて起きた出来事に関して、2017年10月に開始されていたとのこと。

発表によれば、拘束された28歳の男性はヤルタ出身で、いわゆる「クリミア自警団」に加わり、ヤルタ市近くに設置された検問地点にて、その他人物とともに通行者の身分証明書や車内捜索を行なっていたとのこと。

また、クリミア占領政権はこの男性に「クリミア回帰」を称えるメダルを贈呈しているという。

国家警察は、治安機関はこの男性の居住地を判明させた上で、クリミア警察と保安庁(SBU)が共同で家宅捜索を実施し、文書・物質証拠を押収し、男性を拘束したと伝えた。

写真:国家警察