保安庁、ジョージアと米国とともに「IS」幹部をキーウ州で拘束

ウクライナ保安庁(SBU)は、ジョージア内務省と米国中央情報局(CIA)との共同作戦により、キーウ(キエフ)州にてテロ組織「イスラム国(IS)」の幹部を拘束した。

15日、SBU広報室が公表した

発表には、「治安機関職員は、犯罪者を首都圏の同人物が暮らしていた民間建物の近くで拘束した。肖像照合により、拘束した外国人は、確かに指名手配されていた『IS』の幹部であることが証明された」と書かれている。

発表によれば、「アルバラ・シシャニ」と呼ばれるジョージア国籍の同人物は、2012年からシリアのラタキア県に滞在。2013年には、「IS」のアブウマル・シシャニとして知られる軍事部門トップに次ぐ、「次官」という幹部ポストに就いたという。2016年、アブウマル・シシャニが殺害されると、アルバラ・シシャニは、トルコへ渡航し、そこで「IS」の活動を調整していたという。

SBUは、2018年夏に同人物がウクライナへ偽の旅券を使って違法に入国したと発表している。

アルバラ・シシャニは、ウクライナにて、「IS」の特別な下部組織「アムニアト」の活動調整を継続していたという。現在、同人物は、引き渡しに向けて逮捕されているとのこと。

また、現在、同人物によるウクライナ国内での犯罪関与に関する情報が調べられていると伝えられている。