ヘルソン州議会議長にハンジューク活動家殺害組織の容疑を伝達=検事総長

ヘルソン州議会議長であるウラディスラウ・マンヘル氏に対して、昨年7月31日に硫酸をかけられ死亡した活動家カテリーナ・ハンジューク氏の殺害を組織した容疑が伝達された。

11日、ユーリー・ルツェンコ検事総長が自らのフェイスブック・アカウントにて伝えた。

発表には、「国民V.マンヘル氏に対し、カテリーナ・ハンジューク殺害組織の容疑が伝達された」と書かれている。

ルツェンコ検事総長の公開した容疑文の写しには、とりわけ、マンヘル氏に対して、「殺害組織の容疑、具体的には、利益に基づく動機により、複数名人物による事前合意を通じた特に残酷な手段での意図的かつ違法な他者殺害を発注するという、ウクライナ刑法典第27条3項(共犯)と第115条(意図的殺人)2項4号、6号、11号、12号に該当する犯罪の実施」が伝達されたことが記されている。

なお、これに先立ち、1月31日、マンヘル・ヘルソン州議会議長は、ハンジューク活動家殺害の捜査が継続する間、自らの祖国党党員資格を停止すると発言していた。また、同議長は、先週、祖国党のヘルソン州支部から除名されている。

また、以前には、ハンジューク活動家の父親が、本件に関し最高会議臨時捜査委員会の会合にて、殺人組織の容疑がかけられているオレクシー・レヴィン氏が、ウラディスラウ・マンヘル・ヘルソン州議会議長、アンドリー・ホルジェイェウ・ヘルソン州行政府長官、イェウヘン・リシチューク同副長官と協力しているとしてこれら人物を非難していた。ホルジェイェウ州行政府長官は、本件関与を否定している。

ヘルソン市長の補佐官であり、市民活動家であったカテリーナ・ハンジュークさんは、2018年7月31日に複数の人物に硫酸をかけられ、全身火傷、一部視力を失うなどの重傷を負った。その後、ハンジュークさんには、10回以上の手術が行われたが、11月4日病院で亡くなった

ハンジュークさんへの攻撃を行った容疑者5名が拘束された後、さらに、昨年11月12日にはミコラ・パラマルチューク最高会議議員(BPP党会派)の元補佐官であるイーホル・パウロウシキー氏も本件につき逮捕されたことが判明している。