ゼレンシキー宇大統領、露モスクワ州の石油企業への攻撃を報告

動画

ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、同日未明にウクライナ防衛戦力がロシア首都近郊のモスクワ州の石油産業の企業や、他地域の物流施設を攻撃したと報告した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで伝えた

ゼレンシキー氏は、「本日未明、モスクワ州にて、私たちの長射程の返答がとても実感できる形で作動した。ロシアの石油産業の主要企業の1つと、侵略国の物流施設への攻撃があった。これは戦争機構を支えている数十億ドル(編集注:同規模の被害が出たとの意)だ。特に『FP1』、『RZ100』、『MICH2000』、『パリャヌィツャ』、『ヴェンデッタ』、『リューティー』、『バルス』、『フラミンゴ』、『シーチェン』、『ペリカン』が使われた」と伝えた。

また同氏は、保安庁(SBU)が無人システム軍、特殊作戦軍、情報総局、対外情報庁と協力して攻撃したとし、軍人たちに謝意を表明した。

加えて同氏は、露ヴォロネジ州の企業に対しても攻撃が行われたと指摘した。

その上で同氏は、「モスクワは他州を犠牲にして多重の防空の輪を構築するのではなく、自らの残虐な戦争を終結させ、平和を選択すべきだ。エネルギー、食料安全保障において、段階的緊張緩和のための行動がテーブルの上にある。政治的意思が必要だ。ウクライナの長射程能力を強化してくれている全ての人々に感謝する」と書き込んだ。

その他参謀本部は、9月20日未明の防衛戦力部隊によるモスクワ市カポトニャ地区の製油所「ガスプロムネフチ・モスクワ製油所」を攻撃したと認めた

施設領内では大規模な火災が記録された。一次精製装置「AVT6」、複合石油精製装置などの設備に被害が出たという。

さらに参謀本部は、「ガスプロムネフチ・モスクワ製油所」は、ロシア最大級の石油精製企業の1つであるとし、同工場の能力は年間約1200万トンの石油だと指摘した。同企業は石油の精製を行い、自動車用ガソリン、軽油、航空燃料、重油、その他の石油製品を製造している。工場はロシア軍の需要の確保に関与しているという。

また、ウクライナ保安庁(SBU)は、カポトニャ地区のモスクワ製油所はクレムリンからわずか15キロメートルに位置していると伝えた