ウクライナ軍の長射程無人機、3000キロメートル離れたロシア最大のガス採掘拠点を攻撃

ウクライナの特殊作戦軍は9日、同国から3000キロメートル以上離れたロシア領ノヴォ・ウレンゴイ工場とプロフスキー工場への攻撃に成功したと報告した。

特殊作戦軍がXアカウントで報告した

報告には、「特殊作戦軍は、戦争全体で最も深いロシアへの攻撃を実行した。9月9日、特殊作戦軍の長射程攻撃部隊はロシアのガスコンデンセート産業の2大巨頭であるノヴォウレンゴイ工場とプロフスキー工場への攻撃に成功した」と書かれている。

同軍はまた、両工場はロシアの主要な石油・ガス採掘地域の1つであるヤマロ・ネネツ自治管区に位置していると説明されている。同軍の無人機は、目的地まで3000キロメートル以上を飛行したとし、「今日までそこは侵略国にとって絶対的に安全な後方とみなされていた」と指摘されている。

さらに同軍は、両企業はガスコンデンセート産業にとって決定的に重要だとし、工場はヤマルの鉱床で採掘される大量のガスコンデンセートの処理及び精製を担っていると説明している。

ノヴォウレンゴイ原料加工工場は年間1950万トンの原料を処理する能力を有しており、プロフスキー精製工場は2025年に1340万トンのガスコンデンセートを精製したという。

同軍は、ガスコンデンセート産業はロシアの経済の重要な構成要素であり、ロシアの予算収入を形成していると指摘した。

ゼレンシキー宇大統領もまた、Xアカウントで、同攻撃を賞賛する投稿を行った

ゼレンシキー氏は、「その正確さと長射程能力に感謝する! 私たちがロシアの戦争に対して完全に正当な方法で、かつ敵が真に感じられる手段で対応することが重要だ。そのような攻撃1つ1つが、外交に必要な決定を遅らせるロシアの能力を削いでいる」と指摘した。

なお、ヤマロ・ネネツ自治管区には、日本の三井物産と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が、出資する合弁会社を通じて、現在まで10%の権益を保有する、エネルギープロジェクト「アークティック(北極海)LNG2」も位置する

写真:exilenova+(テレグラム)