ロシアは少なくとも2万570名のウクライナの児童を連れ去り、160万人以上の児童が被占領下に残されている=専門家

ウクライナの市民団体「地域人権センター」の司法専門家カテリーナ・ラシェウシカ氏は、今日までに、ロシアによって少なくとも2万570名のウクライナ児童が連れ去られており、さらに160万人以上の児童が一時的被占領下地域に残されており、日々ロシアのプロパガンダ及びロシア化の影響にさらされていると指摘した。

地域人権センターのラシェウシカ氏がウクルインフォルムの番組「対話がある」(3日キーウ時間15時公開)の際に報告した

ラシェウシカ氏は、「ロシアにとってこれらの児童は、単なる人的資源ではない。彼らにとってそれは、ロシアの愛国者として育成しようとしている、未来の『国民』である」と指摘した。

本日公開の番組では、ラシェウシカ氏は、ロシアによるウクライナ児童の「再教育」のメカニズム、強制的なロシア国民身分証明書交付(編集注:パスポータイゼーション)、国際裁判プロセス、拉致された児童を帰還させる見通しについて語る。

同氏は、「ロシア軍はこれらの児童の過去を盗んだが、私たちは彼らの未来のためにさらに闘わなければならない」と指摘した。

同氏はまた、問題が物理的な連れ去りの範囲を大きく超えていることに注意を向け、「占領は平和ではない。占領は別の戦争なのだ。それは人々の知能、児童の心、そしてこれらの児童がどの国民として育っていくのかを巡る戦場だ」と発言した。

番組では、国際法が戦争の新たな課題への対応に間に合っているか、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状がどの程度効果的であるか、ウクライナの児童の帰還が政治的宣言ではなく現実の結果となるために世界は何をすべきかについても議論される。

写真:キリロ・チュボチン