ゼレンシキー宇大統領、露発表の「5月9日停戦」につき「私たちには正式な連絡はない」
ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、ロシアが一方的に宣言した5月9日の停戦に関して、関連するやりとりは米国とロシアの間で行われたものであり、ウクライナは本件に関してやりとりを行っていないと発言した。
ゼレンシキー大統領がエレバンで開催された欧州政治共同体首脳会議の会場内で記者の質問に答える形で発言した。 ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「周知の通り、米国人はロシア人と5月9日に起こり得ること、停戦の有無について話し合った。私たちには誰も正式に連絡してきておらず、正式に提案もされていない」と述べた。
また同氏は、これは「ロシアによる対ウクライナの戦争」であることから、ウクライナ側が彼らの合意内容を知ることは重要であると指摘し、「したがって、米国とロシアは、どうやって停戦を協議していくのか。彼らには、どんな停戦があり得るのだろうか?」と発言した。
同氏は加えて、ロシアは絶えずウクライナを攻撃しており、人々を殺害していると強調した。
同氏はその際、「今日はメレーファ、昨日はドニプロ、死者、負傷者、大人、子供だ」と喚起した上で、ロシア人が祝日を過ごしたいと思っていようが、「9日の翌朝には、彼らは再び私たちを殺し始めるのだ」と強調した。
その上で同氏は、「したがって、私たちは全てのことがどのように推移していくかを見ていく」と述べた。
これに先立ち、4月29日、ロシアのプーチン氏はトランプ米大統領との電話会談において、ロシアは5月9日に停戦を宣言する用意があることを表明していた。
また、4日、ロシア国防省は、5月8、9日に大祖国戦争記念ソ連国民勝利祝賀を記念した停戦を行うと一方的に発表していた。
なお、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、4日同国東部ハルキウ州メレーファに対してミサイルで攻撃を行った。現時点までに死者が7名出たことが判明している。
写真:大統領府