ウクライナはロシア領ではロシアと戦っていない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、ウクライナはロシアとロシア領では戦っていないと発言した。

ゼレンシキー大統領がキーウでの記者会見時に発言した。

ゼレンシキー氏は、「ウクライナはロシア連邦領内でロシア連邦と戦っていない。ウクライナは自らの独立領土のみで、自らの領土のみを脱占領しながら戦っている。それだけだ。私たちがこの戦争を始めたのではないし、私たちには無駄なものは一切要らない。私たちは誰からも何も奪うつもりはないが、しかし、自分のものを明け渡すつもりはない。だから、戦っているのだ。もし自分のものを明け渡すつもりだったら、戦っていなかったであろう」と発言した。

ロシア志願兵部隊がいわゆる「緩衝地帯」の設置について話していたことについて、ゼレンシキー氏は、ウクライナはどの国の領土も奪うつもりはないと発言した。

その際同氏は、「それが私たちが理解すべき大切なことだ。それらは全て、私たちに対する姿勢に影響を与えるものだ。私たちの将来のNATO加盟や、文明国家としての私たちの未来にもだ。私たちがEUやNATOに入りたいなら、私たちは然るべく振る舞いをせねばならない」と述べた。

また同氏は、西側友好国がウクライナへ供与している武器は、ロシア領内で使われていないと明言した。

同氏は、「私のところには、(編集注:ロシア領での西側武器使用に関して)誰も問い合わせてきていない」と発言した。

写真:大統領府