ロシア軍攻撃で、ウクライナ東部ドネツィク州住民1名死亡、5名負傷

写真

ウクライナへの侵略戦争を続けるロシア軍は23日、同国東部ドネツィク州アウジーウカをミサイルで攻撃した。破壊された9回建て建物の瓦礫の下には、最大5名の住民が埋まっている可能性がある。

バラバシュ・アウジーウカ市軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた

バラバシュ氏は、「アウジーウカの集合住宅がロシアのさらなるミサイルで破壊された。9階建てが土台まで崩れた。瓦礫の下には2人おり、もしかしたら最大5人埋まっているかもしれない。2名が負傷、内女性1名が重傷だ」と書き込んだ。

また同氏は、頑丈な建物の壁もシェルターも人を救うことはないとし、アウジーウカには攻撃から隠れる場所はないのであり、「避難しなければならない」と強調した。

同日、キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、22日を通じてアウジーウカは15回の砲撃を受け、また同州トレツィクも火砲や誘導航空爆弾での攻撃を受けたと報告した

キリレンコ氏は、「アウジーウカでは2人が負傷した。同市は15回攻撃を受けた」と書き込んだ。

また同氏は、ドネツィク方面では他に、マルインカ、マクシミリヤニウカ、ヘオルヒーウカで砲撃が確認され、またクラホヴェ共同体がウラガンで攻撃されたと伝えた。これらの場所では犠牲は出ていないという。

ホルリウカ方面では、ニュー・ヨルクにて1名が死亡、1名が負傷、建物1軒が損傷。トレツィクは、多くの火砲砲撃と2弾の誘導航空爆弾の投下があった。住宅、行政庁舎、保護施設が損傷。コスチャンティニウカ共同体ミコライウカでは建物1軒が損傷。チャシウ・ヤル共同体では、集合住宅2軒、民家2軒が損傷。ソレダール共同体ニキフォリウカでは、建物2軒が損傷したという。

リシチャンシク方面では、ヴェルフニョカムヤンシケで建物2軒が破壊、ズヴァニウカで1軒、トルシケで2軒が損傷したと報告された。