ロシアに大規模進軍を行う能力はない=ウクライナ軍情報機関トップ

ウクライナ国防省傘下情報総局のブダーノウ局長は、ロシアには現在大規模進軍を行う能力は一切ないと指摘し、同国は今ウクライナの反転攻勢を破綻させるためにミサイルの数を増やそうとしているところだと指摘した。

ブダーノウ局長がヤフーニュースへのインタビュー時に発言した。情報総局広報室が伝えた

ブダーノウ氏は、「現時点でロシアには、ウクライナのどこであっても、大規模進軍を試みるだけの能力は、軍事的にも、経済的にも、政治的にもない」と発言した。

同時に同氏は、ロシアには今も強力な防衛作戦を実施する能力はあるとし、それがウクライナの立ち向かわざるを得ない問題だと指摘した。

同氏はまた、ロシアは現在ウクライナの反転攻勢を破綻させるために、ミサイル数を増やそうとしているとし、「しかしながら、真実は、ロシアが自らのミサイル在庫をほぼ使い切ってしまった点にある」と発言した。

さらに同氏は、ロシアの情報空間における活動の効果につき、ロシアがクレムリンへの空想上の攻撃さえもあたかも「勝利」であるかのように見せており、そうすることで人類史最大の災害を防いだかのように主張していると指摘した。同氏は、「冗談のように聞こえるが、ロシア国民はそのような馬鹿げたことを受け入れているのだ」とコメントした。

写真:ゲッティー