ゼレンシキー宇大統領、春のウクライナの反攻につき「ロシア人にはまだ立ち去る時間がある」

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ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、ウクライナは必ず現在の被占領地を解放するとし、ロシア軍が撤退しないのであれば、同軍は殲滅されることになると強調した。

ゼレンシキー大統領がチェルニヒウ州ヤヒドネ村訪問時に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「前線での私たちの前進についてだが、私は、いつ私たちが非常に具体的なことへの準備ができるかについては話せない。しかし、私たちは、戦闘で強くあり、私たちの大地の脱占領を実施すべく、準備している。いつどのようにそれが行われるかを述べるのは難しい。私は、具体的なことについては話さない。なぜなら、私たちは、ロシアテロリストに、私たちの脱占領の手段や方策への準備をさせるわけにはいかないからだ。しかし、私たちは、それを行うし、彼らはそれを知っておくべきだ。彼らには、そこから立ち去るための時間がまだある。立ち去らなければ、私たちが彼らを殲滅することになる」と発言した。

なお、ゼレンシキー氏は、チェルニヒウ州ヤヒドネ村を、同村脱占領一周年に合わせて訪問した。

同村は、ヤヒドネは、2022年3月3日にロシア軍に占領され、367人が学校の地下室に閉じ込められていた。その内50名が児童、数名が幼児であった。住民11名が非人道的環境により死亡、さらに10名がロシア軍人に銃殺されていた。

写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム