米国防長官、ウクライナ東部バフムートの情勢につき「決定はゼレンシキー大統領が下すもの」

米国のオースティン国防長官は15日、ウクライナ東部にて激しい戦闘の続くバフムートの防衛につき、どのような問題の決定もウクライナ大統領が下すものであり、米国やその他の国のやるべきことは、戦場での成功に向けてウクライナを支えることだと発言した。

オースティン国防長官が第10回ウクライナ防衛問題コンタクト・グループ会合後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

オースティン氏は、「バフムートに関しては、私は、その戦いはゼレンシキー大統領が遂行しているということを指摘する。彼が、自国軍について何が大切なのか、何が大切ではないのかを決めるのであり、陣地を変えるべきか、バフムートに残るべきかを決めるのだ」と発言した。

また同氏は、あるタイミングで前衛の陣地の変更は、戦争に負けることを意味しないと強調し、そのような決定は、優勢を維持するために採択されると指摘した。

同氏は、「私たちの目的は、私たちが彼(ゼレンシキー大統領)を支持していくということを確信することにある」と発言し、米国は同盟国・パートナー国とともに、戦場の流れを変える機会を生み出せるレベルまでウクライナへ戦闘能力を提供していくと強調した。

写真:AA