「ロシアがウクライナ・ベラルーシ国境で工作を準備」=ウクライナ軍情報機関

ウクライナ国防省傘下情報総局は9日、ロシアがウクライナ・ベラルーシ国境にて大規模な工作の実施を計画していると発表した。

情報総局がテレグラム・チャンネルにて伝えた

発表には、「近々、ロシア連邦の軍事政治指導部がウクライナ・ベラルーシ国境における大規模挑発の実施を計画しているとの情報を得た。ベラルーシへの挑発の詳細な報道のために、ロシアの主要プロパガンディストであるウラジーミル・ソロヴィヨフ氏が到着することになっている。3月11日にロシアのマスプロパガンダメディアのために現地からの報道・生中継の組織が予定されている」と書かれている。

また情報総局は、同工作を目的に、ベラルーシ領へはすでにロシア人の集団が到着していると指摘した。

さらに発表には、「占領者の計画は、インフラ施設の破壊の脅威や、民間人のあり得る犠牲を想定するものかもしれない」と書かれている。

情報総局は、その工作の目的は「ベラルーシ国民のウクライナに対する敵対的世論を作り出し、ベラルーシ軍をロシアの側で完全に参戦させること」だとの見方を示した。

同時に、同局は、ウクライナはベラルーシ領では一切の武力作戦を実行していないと強調した。