ロシアはミサイル・無人機攻撃の戦術を変更 北からの攻撃増=ウクライナ軍

ウクライナ軍南部防衛部隊のフメニューク合同調整報道センター長は、ロシアはウクライナ領攻撃の戦術を変更したとし、現在ロシアは北からの攻撃しながら、同時に南方にミサイル艦と航空機を駐留させていると指摘した。

6日、フメニューク氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フメニューク氏は、「ロシアは、(自爆型無人機)『シャヘド』の発射方向を変えた。彼らはもう、南部地域を通じた飛行は効果が下がっていると確信している。なぜなら、飛行物体が目標に到達するより前に、防空戦力がそれを撃墜してしまうからだ。そのため、彼らは戦術を変えた。現在、彼らは北から攻撃しており、同時に南部にミサイル艦を留め、空に戦略機や戦術機を飛ばしている」と発言した。そして、同氏は、それはウクライナ側の防空を分散させることが目的だと指摘した。

また同氏は、ロシアは「シャヘド」をその費用対効果の観点から使用し続けているとし、シャヘドはミサイルより安く、大規模攻撃後、敵のミサイルはあまり残っていないと指摘した。

同氏は、現在ロシアは再び当初の局地的な攻撃に戻っていると指摘した。

これに先立ち、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、6日未明にウクライナ各地へ自爆型無人機で攻撃を行った。ウクライナ軍は、同無人機を15機中13機撃墜した。