ウクライナ大統領府関係者、今後1週間のロシア軍大規模ミサイル攻撃の可能性を指摘

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は19日、ロシアの全面侵攻開始から1年が経過する2月21〜24日頃にロシア軍が大規模に巡航・弾道ミサイルで攻撃する可能性があるとの見方を示した。

ポドリャク氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ポドリャク氏は、「言うなれば、例えば(2月)21〜24日だ。彼らが巡航ミサイル、弾道ミサイルで攻撃をしてくるだろうか? してくるだろう。私たちは準備ができているだろうか? 正直になろう、もちろん、準備はできている。またしても警報を聞くことになり、自分の命を守れる場所に入ることになる」と発言した。

またポドリャク氏は、ロシア軍はバフムート、ソレダール、マルインカ、ヴフレダル、クレミンナといったすでに戦闘の激しい方面に集中的に攻撃するだろうとの見方を示した。

同氏は、「私たちは、パートナーたちにも、どうして弾薬供給の拡大、長射程ミサイルの提供が必要なのかを説明している。なぜなら、彼らを私たちの軍人から引き離さないといけないからであり、彼の予備戦力集積地点で彼らを滅ぼさねばならないからだ。戦場で彼ら、彼らの火砲を滅ぼし、接近戦を拝するにははるかに多くの砲弾がいる」と発言した。

その他同氏は、ロシア側が現在プロパガンダを活発化させていると指摘し、「彼らは(情報空間に)常に何かを投入している。『怖がるが良い、私たちには力がある、あらゆる方向から攻撃するぞ』(編集注:というような内容のプロパガンダ)。私が皆に理解してもらいたいと思っていることは、戦争が1年経過する中、私たちが変わったこと、私たちは全て理解し、全て見ていること、あらゆることに準備ができているということだ。もちろん苦しい時が続く。しかし、私たちはあらゆることに準備ができている。私たちは、侵攻が始まった時の私たちではない。私たちは全く別人だ。特にウクライナ軍が変わった」と強調した。

加えて同氏は、プーチン露大統領は歴史の中で最大限否定的な人物となっていると指摘し、21日に行われるとされる演説も予測可能な支離滅裂な演説となるだろうと指摘した。