「露が勝ってはいけない」ではなく「宇が勝たねばならない」と言うべき=ポーランド首相

ポーランドのモラヴィエツキ首相は17日、ウクライナは現在の戦争に勝たねばならず、ロシアは負けねばならないのであり、西側諸国はウクラナを勝たせるためにウクライナを支援しなければならないと発言した。

モラヴィエツキ首相がミュンヘン安全保障会議の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

モラヴィエツキ氏は、強固な平和を築くには西側世界の首脳たちがロジックを変えねばならないとし、「私たちは『ウクライナを負かしてはいけない、ロシアを勝たせてはならない』と言うべきではない。それは誤りだ。『ロシアはこの戦争に負けねばならない、ウクライナは勝たねばならない』と言わねばならない」と強調した。

同氏はまた、米国は大国であり続けることを望むのであれば、アフガニスタンの例のような敗北をウクライナでは喫すべきではないと発言した。

そして同氏は、「私は、ウクライナ人、ウクライナの戦士、ゼレンシキー大統領がこの戦争に勝つためにあらゆることを行っていると信じているし、私たちは、ウクライナが勝利するためにウクライナを支持するべくあらゆることを行うべきである」と強調した。

ポーランドはウクライナに戦闘機F-16を提供するのかと聞かれるとモラヴィエツキ氏は、ポーランドは同機をあまり保有していないので、保有する別の型の戦闘機を他国と共に、NATO加盟国の決定の一環で提供することには同意し得るだろうと発言した。