オースティン米国防長官、ロシアの戦場での今後の行動を予想

米国のオースティン国防長官は16日、ウクライナへの侵略戦争を続けるロシアが近い将来戦場で取り得る行動についての予想に言及した。

オースティン国防長官が訪問先のタリンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

オースティン氏は、「ロシアが攻勢を開始したかどうかに関して。私たちが目にしているのは、これまでにあなた方が私から聞いたのと同じであり、ロシアが戦場に多大な兵力を投入し続けているというものだ。その兵力の装備は貧弱で練度も低く、そのため彼らは多くの損耗を出している」と発言した。

同氏はまた、国防省はこのような情勢展開が今後も続くだろうと予想していると指摘した。

さらに同氏は、「彼ら(ロシア側)がバフムート方面で火砲砲撃を強めているのを目にしてきた」と指摘した。

そして同氏は、米国はバフムートでは今後もしばらく激しい戦闘が続くだろうと評価していると伝えた。

その他同氏は、米国は、他の同盟国・パートナー国と同様、「ウクライナ戦力側で目にすることに非常に感銘を受けてきた」と伝えた。そして同氏は、支援国はこれからもウクライナが成功を達成するための装備を得られるように、あらゆる可能なことを行っていくと明言した。

また同氏は、北大西洋条約機構(NATO)はロシアが始めたこの戦争で強固になったと指摘し、「プーチン氏は、NATOを分断できると考えていたのだろうが、しかし、侵略によって彼は正反対の結果を得たのだ。NATOは、現在団結しており、私がこれまで見た中で最も強固となっている」と強調した。