ウクライナ戦車兵、独製主力戦車レオパルト2の訓練開始

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ドイツ国防省報道官は13日、ドイツにてウクライナ戦車兵が独製主力戦車レオパルト2の訓練を始めたと発言した。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

報道官は、「ドイツはウクライナに戦車レオパルト2A6を14両提供することを決定した。同システムの訓練は今日始まった」と発言した。

同氏はまた、訓練は第1四半期の終わり(編集注:3月末)まで行われるとし、訓練終了に合わせて戦車引き渡しが行われると発言した。

その他、同日、ポーランド南西部のシヴィトシュフ戦車訓練場でも、ポーランドのシェラズキ第10装甲戦車旅団訓練場訓練グループ長が、記者団に対して、「ポーランドには、105人のウクライナ軍人が訓練のために到着しており、彼らはレオパルト2の訓練をしている。21人の乗員と、戦車のサービスを行う技術要員である」と発言した。

同氏はまた、同訓練場では訓練はすでに1週間続いており、訓練自体は約1か月行われると伝えた。

訓練は毎日10〜12時間行われているという。

写真:ユーリー・バナヘヴィチ/ウクルインフォルム

同氏はまた、ウクライナ軍人は戦車操作の経験がある者たちであるため、新しい戦車の操作習得も容易だと伝えた。同氏は、「ウクライナ人は迅速に学んでおり、これら軍事機材の習得に問題はない」と発言した。

さらに同氏は、現在ウクライナ軍人が同訓練場で訓練に用いているのはポーランドが保有するレオパルト2であり、その他カナダが提供した同型の戦車もあると伝えた。

同氏は、今後ポーランドにウクライナ軍人の新たな一団が訓練のために訪れる可能性も排除されないと述べた。