ロシアの新たな動員は役に立たず、国を疲弊させるだけ=ウクライナ軍情報機関

ウクライナ国防省傘下情報総局所属のスキビツィキー氏は、ロシアは新たな動員を始める準備ができているが、しかしロシア軍への兵員の補充は前線の戦況に決定的な影響をもたらすことはなく、侵略国をさらに疲弊させるだけだとの見方を示した。

スキビツィキー氏がウォール・ストリート・ジャーナルへのインタビュー時に発言した

スキビツィキー氏は、「全て準備はできている。人員は配置済みで、名簿も準備できており、徴兵と動員兵の訓練を行うことが明示された人々も準備ができている」と発言した。

同時に同氏は、もしロシアがさらなる動員に踏み切ったとしても、同国は、最新の武器や装備、多くの動員兵を訓練することのできる将校の不足を含め、前回の動員時と同じ問題にぶつかることになると指摘した。

同氏は、「彼らは2回目の動員の波の準備をしているが、私たちは、彼らはそれを延期していると考えている。なぜなら、1回目の(動員の)波の際に生じたあらゆる困難が克服できていないからだ。彼らはその際、あれほどの大規模の動員の準備ができていなかったし、現在も準備できていない」と発言した。