ロシア軍、ヘルソン市を大規模砲撃 住民3名が死亡

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ウクライナに対する侵略戦争を継続するロシア軍は29日、南部ヘルソン市を大規模に砲撃した。その結果、住民3名が死亡した。

同日、ヘルソン州軍行政府は、テレグラム・チャンネルにて、「今日のロシアの砲撃での犠牲者は9名。3名が死亡(男性2名、女性1名)、6名が負傷した」と報告した

国家非常事態庁は、テレグラム・チャンネルにて、今回の砲撃の被害の詳細を発表した

発表によれば、自動車1台が炎上、市内病院への着弾により火災が発生し2名が負傷、同病院の1階に砲弾が着弾し、1名が死亡、1名が負傷したという。さらに、自治体庁舎2階へ着弾があり、20平方メートルにわたり火災発生。夜間には、民間住宅地へと砲弾が着弾し、2名が負傷したと書かれている。

ゼレンシキー宇大統領は、同日夜の動画メッセージにて、今回の攻撃で亡くなった人々の遺族に哀悼を表明した

ゼレンシキー氏は、「今日、ロシア軍は1日中ヘルソンを野獣のように砲撃している」と述べ、同攻撃により、民家、病院、郵便局、バスターミナルが損傷したと伝えた。

さらに、同氏は、「病院では、2名の女性、看護師が負傷した。総じて、現時点までに6名の負傷、3名の死亡が伝えられている」と報告した。