「ロシアの新たな進軍はどこからも起こり得る」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシア軍は大きな損耗を出しているが、同軍司令部は軍に対して様々な課題を出し続けていると指摘した。

独公共放送ARDへのインタビュー時に発言した。​​ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントに動画を公開した

ゼレンシキー氏は、「進軍はどこからでも起こり得る。進軍は南部でも東部でも起こり得る。彼(プーチン露大統領)は、ドネツィク・ルハンシク両州の行政境界線へと到達すること(編集注:両州全域の制圧の意)を目的に据えている」と発言した。

同氏はまた、プーチン氏は何千、何万の人を死に送り続けているとし、「彼の子供は戦わない。彼の子供は死なない。彼のことは苦しまない。彼の子供や孫はどこにいるのだろうか。子供や孫はドンバスにいるのだろうか? 彼の言うところの『いじめられている可哀想な人々』を支援しているのだろうか? 彼らは被占領地で秩序を守っているのだろうか? そんなことはないだろう。私たちは、彼らを見つけることはない。戦後も、その後もだ。その人たちは生き続ける。この戦争の代償は、プーチンが払うのでははなく、他人が犠牲となっているのだ」と発言した。

写真:大統領府