ウクライナ軍、ロシア側のソレダール制圧の発表を否定

ウクライナ軍のチェレヴァティー東部管区報道官は11日、ロシア側によるウクライナ東部ドネツィク州ソレダールを制圧したとする発表を否定した。

公共放送局が報じた

チェレヴァティー氏は、「ロシア人たちは、ソレダールが彼らの支配下にあると述べているが、それは事実ではない。詳細は、参謀本部の報告を待ってくれ」と発言した。

その他、ウクライナ軍戦略コミュニケーション局(ストラトコム)は、テレグラム・チャンネルにて、ロシアの傭兵派遣企業「ワグナー(ヴァグネル)」広報室がソレダール制圧の「証拠」として公開した写真につきコメントした。

ストラトコムは、ソレダールの塩炭鉱の写真とワグナー公開の写真を比べて、「プリゴジンの居場所はどうやら事実に反するようで、彼はソレダール炭鉱にはいないようだ。囚人たちの多大な損耗を何とかして正当化しようとする、プリゴジンのPR担当者の国内聴衆向けの情報心理作戦の要素である」と指摘した。

なお、10日、ウクライナのマリャル国防次官は、同国東部ソレダールを維持を巡る激しい戦いが継続していると述べ、ロシア軍は多くの損耗を出しているにもかかわらず同市を襲撃していると伝えていた