ウクライナ東部のソレダール維持を巡る激しい戦いが継続している=宇国防次官

ウクライナのマリャル国防次官は10日、同国東部ソレダールを維持を巡る激しい戦いが継続していると述べ、ロシア軍は多くの損耗を出しているにもかかわらず同市を襲撃していると伝えた。

マリャル国防次官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

マリャル氏は、「ソレダール維持を巡る激しい戦いが続いている。敵は、自らの兵員の大損失を顧みず、活発に襲撃を継続している。私たちの陣地への周りは、敵の兵士の死体があふれている」と発言した。

同時に同氏は、ウクライナ側は同市を果敢に防衛し続けているとし、「大きく強力な敵とこれほどに果敢に戦うことができるのは、非常に強い国民だけだ」と強調した。

これに先立ち、英国防省は10日、ウクライナ東部バフムート市周辺の情勢が困難であるとしつつ、ロシアが同市を近々包囲することはまずないだろうとの見方を示した。また、英国防省は、過去数日間、ロシア軍と傭兵集団ワグナー(ヴァグネル)は、ウクライナ東部ドンバス地方の小規模な町ソレダール内に戦術的に進軍しており、おそらく同市の半分以上の領域を制圧していると指摘していた。