9月以降のウクライナ軍防空戦力が撃墜したイラン製無人機は500機=宇空軍

ウクライナ空軍のイフナト報道官は3日、年末年始にロシア軍が発射した84機の自爆型無人機は、全て撃墜したと報告した。また、2022年9月以降、ウクライナ防空戦力は、すでに約500機の自爆型無人機を撃墜したという。

イフナト報道官がウクライナのテレビ番組「統一ニュース」出演時に、ロシアにあとどのぐらい無人機が残っているかとの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

イフナト氏は、「もし過去2晩のようなテンポで爆撃してくるなら、私たちの特殊機関がすでに発表した、250機の新しい(イラン製自爆型無人機の)セットに関するインテリジェンス情報からして、すでに少なくとも半分は使用されているのであり、とすれば、概ね計算は可能であろう」と発言した。

同氏はまた、そのような数字で勘違いしてはいけないとし、ロシアはさらにイランから無人機を持ち込むことができるからだと指摘した。同時に同氏は、ウクライナはロシアのさらなる大規模攻撃への準備をしていると発言した。

同氏は、「準備していく。無人機は撃墜する。ご覧の通り、元日未明と翌日未明の2日間、84機の無人機を撃墜した。防空戦力が100%撃墜したのだ。このような結果はこれまで一度も達成していなかった。無人機は、9月11日から数えて、約500機となる。これは、撃墜した無人機だけで500機である。巡航ミサイルはもう少し少ない。私は、9月11日からウクライナの重要インフラへの攻撃を数えている」と発言した。

さらに同氏は、敵は防空戦力を疲弊させて、ウクライナ国民に心理的圧力をかけるために、意図的に安価なイラン製無人機の使用回数を増やしていると指摘した。