「1メートル進むのも困難」 ルハンシク州長官、同州戦況を説明

ウクライナ東部ルハンシク州のハイダイ州軍行政府長官は、同州の前線は多くの地雷が設置されており、ウクライナ軍が進むのが困難となっていると発言した。

21日、ハイダイ長官がエスプレソ局出演時に発言した

ハイダイ氏は、「スヴァトヴェからクレミンナまでの方面は、残念ながら、彼らには徹底的に準備するための多くの時間があった。そこは全て地雷が設置されており、私は、地雷原の地図がどうなっているのかは誰も知らないと確信しているし、それが(ウクライナの)防衛戦力が前進するのを非常に難しくしている。私は最初から、それは迅速な話、迅速な突破にはならないと述べていた。1メートル1メートルが非常に困難である。ロシア占領軍の軍人や彼らが寄せてきている機材の数は多大だが、防衛戦力は少しずつ前に進んでいる。前線ライン全て、自治体全て、建物全てはロシアの戦闘員により完全に埋め尽くされている」と発言した。

同氏は同時に、気温の低下とルハンシク州境界線の前線の地面の凍結により、戦闘が加速しており、新年までに同方面のウクライナ軍から良いニュースが聞かれるかもしれないとも発言した。

また同氏は、ロシア軍には現代的な医療機材がないとも発言した。ロシア軍は、2月24日以降、多くの医療機材を占領地で盗み、ルハンシク市へと持っていったが、セッテイングができていないと説明した。