「私たちが求めているのはウクライナにおける公正な平和。プーチンのための休止ではない」=米国務報道官

米国のプライス国務報道官は6日、米国も、ウクライナも、環大西洋コミュニティも公正な平和の条件下でロシアの侵略を止めたいと思っているのであり、プーチン露大統領が戦力再生のために利用する「休止」について合意したいわけではないと発言した。

プライス報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

プライス氏は、「私たちは平和を求めているし、ウクライナ人も平和を求めているし、環大西洋コミュニティも平和を求めている。私たちが望んでいないのは『休止』だ」と発言した。

同氏はまた、「平和」の代わりに「休止」を得てしまえば、「私たちは、プーチン大統領がそれを戦力再生、再装備、再編に利用し、まずもって、新たな復讐心でウクライナへ戻ってくるだろう」と説明した。

そして同氏は、「それは公正な、さらには長続きする、平和のためにはならない」と強調した。加えて同氏は、「公正な平和」がどのようなものであるべきかについては、ゼレンシキー大統領が、G20首脳会談の際をはじめ、明確に説明してきていると喚起した。

同氏は、米国はウクライナによるこの戦争に終止符を打つ努力を支持することにコミットしていると改めて認めた。