ロシアの大規模ミサイル攻撃は事前に準備されるもの=ウクライナ空軍報道官

ウクライナ空軍司令部のイフナト報道官は6日、ロシア軍の大規模ミサイル攻撃がいつ行われるかを予想するのは困難だとし、また同攻撃はあらかじめ計画されて準備されて行われているものだと発言した。

イフナト報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に、記者からのロシアの次の大規模ミサイル攻撃に関する質問に答える形で発言した。

イフナト氏は、「ロシアは全てを事前に計画しているし、計画は極秘で行われているため、何かを予想するのは困難である。ただし、彼らの目標はずっと前に紙に書き出されており、その中には優先度の高いもの、低いものがある。彼らが定めた全ての目標は、ウクライナ、私たちの軍幹部が概ね把握している。何らかの攻撃を準備するのにどれだけの時間が必要か? 1日ではなく、数日間である、なぜなら、ミサイルの飛行ルートのプログラムが組まれ、空や陸や宇宙といった様々なインテリジェンスデータが集められるからだ。同様に、彼らは私たちの対空ミサイルシステムの配置情報、どこにそれらがあるか、どうすればそれを迂回できるか、どこに防空システムの弱点があるか、というデータも集めている」と発言した。

また同氏は、それら全てを総合した上で、上述の行動がとられ、その時、敵がミサイル攻撃を行う日を定めるのだと伝えた。

同氏は、「昨日の大規模ミサイル攻撃も、それが気まぐれな決定ではなく、事前に準備されていた決定であることは当然である」と発言した。

なお、ウクライナ空軍は、5日のロシア軍は70発以上のミサイルをウクライナに向けて発射したが、その内60発以上を撃墜できたと発表していた。