ゼレンシキー宇大統領、5日のロシア軍攻撃による4名の民間人死亡を報告

ウクライナのゼレンシキー大統領は、5日のロシア軍の攻撃により、4名のウクライナ国民が亡くなったと報告した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、12月5日、ロシア軍は70発のミサイルを放ったがその大半は撃墜されたと伝えた。同氏は、「空軍司令部『スヒード(東)』『ピウデン(南)』『ツェントル(中心)』の戦士たち皆よ! 素晴らしい! そしてパートナーたちには、今私たちが使っている防空システムにつき感謝している。撃墜されたロシアのミサイル1弾1弾が、テロには打ち勝てるということの具体的な証拠である。しかし、残念ながら、私たちは、私たちの空に完全な安全を提供することはできていない。いくつかの着弾はあった。残念ながら、犠牲者もいる。現時点で、過去24時間のロシアの攻撃による死者のリストには、4人の人が入っている。親族と近親者に哀悼を伝える」と発言した。

同氏はまた、電力事業者はすぐに復旧作業を開始したとし、ウクライナ中部諸州、オデーサ州、ザポリッジャ州、ハルキウ州に最大限の努力が向けられていると伝えた。

これに先立ち、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は5日、再びウクライナ各地への大規模ミサイル攻撃を行っていた

ザポリッジャ州ノヴォソフィーウカ村では、複数の建物が破壊され、民間人が2名死亡、3名が負傷している。また、ウクライナ各地で緊急停電が発生している。

なお、同日、ウクライナ空軍は、同日ロシア軍が放った70弾以上のミサイルの内、60弾以上を撃墜できたと報告している。

写真:大統領府