ウクライナがロシアから取り返すことのできた児童は69名のみ 追放は1万人以上=宇閣僚

ウクライナのヴェレシチューク一時的被占領地再統合相は8日、ウクライナ領からロシア領へ連れ去られたウクライナ国籍の児童の内、ウクライナが取り戻すことのできたのは69名のみだと発表した。

ヴェレシチューク氏が児童保護安全調整評議会会合の際に発言した。大統領府広報室が伝えた

同氏はまた、他に27名の児童を被占領下ウクライナ領ドネツィク・ルハンシク両州一部地域から取り戻したと伝えた。

同会合ではまた、ヘラシムチューク児童の権利・リハビリ問題担当大統領全権・顧問は、国家情報局のデータでは、追放・強制移送された人物リストには、10万500人以上の児童が掲載されていると伝えた。

同時に大統領府は、ロシアが一時的被占領地から強制連行・追放した児童の数は現時点で不明だと伝えた。

イェルマーク大統領府長官は、「ロシア連邦は引き続きウクライナ人児童に対する犯罪を続けている。児童の連行が続いている。残念ながら、国際赤十字委員会(ICRC)の非常に消極的な立場のせいで、私たちは現在、私たちの児童がどこに何人いるのかにつき、確実な数字を確認できずにいる」として、ICRCへの不満を表明した。