9〜11日の宇南部ザポリッジャ市への露軍ミサイル攻撃による死者23名

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ウクライナ南部ザポリッジャ市では、連日のロシア軍によるミサイル攻撃により破壊された建物の瓦礫除去作業が続いている。9〜11日の3日間で23名の住民の死亡が確認されている。

11日、キシコ・ザポリッジャ州警察長官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時に発言した。

キシコ氏は、「10月9日深夜2時、S-300によるミサイルとKh-22の10弾のミサイル攻撃が行われた。78名が負傷、内10名が児童、また14名が死亡、内1名が児童であった。瓦礫の除去が続いており、17名は行方不明とみなされている。残念ながら、私たちは、彼らが瓦礫氏の下にいる可能性を理解している。10月10日未明、敵は8発のミサイルを発射。6名が死亡、8名が負傷。6名が行方不明とみなされている。10月11日、12発のミサイルがザポリッジャに対して発射され、1名が死亡した」と発表した。

瓦礫除去作業の続くザポリッジャ市ミサイル着弾現場 写真:ドミトロー・スモリイェンコ/ウクルインフォルム

写真:アリベルト・コシェレウ/ウクルインフォルム

同氏はまた、近くには、一切の軍事施設、軍事基地はないと強調した。軍人の死傷者についての情報もないとのこと。

なお、今回キシコ氏が発表した攻撃以外に、ロシア軍は6日朝もザポリッジャへとミサイル攻撃を行っている。同攻撃の結果では、約20人の民間人死者が出ていた。