ウクライナ国防省、イジューム周辺の複数自治体を解放と発表

ウクライナ国防省は18日、ウクライナ軍がハルキウ州イジューム周辺の自治体を複数解放したと発表した。

モトゥジャニク国防報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

モトゥジャニク氏は、「ウクライナ軍人の集中的戦闘行為の結果、複数の自治体が解放されたことを認めることができる。これ以上の詳細は提供できない」と発言した。

同氏はまた、スロビダ方面(ウクライナ北東部)のイジューム市とその周辺にて、ロシア軍部隊が最も集結していると指摘した。

同氏は、「まさにそこから、彼らは東部への侵攻を展開しようとしている」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナ軍は武器を必要としていると強調し、「欧州は、ウクライナが現在、自国領だけを守っているわけではないことを理解すべきだ。ウクライナは、欧州も、全文明世界も守っている」と発言した。

同氏は、とりわけ、装甲車と、ロシア軍がミサイルを恒常的に使っていることから、防空システムが必要だと指摘した。さらに、対砲兵機器、電子戦システムも供給されるとありがたいと伝えた。

なお、ウクライナへの全面的侵略を続けるロシア軍は、4月に入ってから東部への攻勢を強めている。ハルキウ州イジュームは4月上旬にロシア軍に制圧されており、同市周辺での戦闘が続いている。

写真:ウクライナ参謀本部