解放されたスシチェンコ氏、記者活動に戻ると発言

7日にロシアの拘置所から解放されたウクルインフォルム通信の記者ロマン・スシチェンコ氏は、記者活動に戻るつもりがあると発言した。

8日、ラジオ・スヴォボーダ通信が報じた

スシチェンコ氏は、「もちろん。私は、ジャーナリズムから離れたことはない。古巣のウクルインフォルムに戻る」と発言した。

また、スシチェンコ氏は、「同僚とも話したいし、友を抱きしめたいし、父の墓参りにも行きたい」と発言した。スシチェンコ氏の父親は、2018年3月、同氏がロシアで拘束されている際に亡くなっている。

なお、スシチェンコ氏は、2016年9月30日、同氏がパリから私的な用事でモスクワを訪れた際、国際的規範に反する形で拘束された。2016年10月7日、ロシアの裁判所により、スシチェンコ氏はスパイ容疑で逮捕された。

2018年6月4日、モスクワ市裁判所は、スシチェンコ氏に対して厳格収容所での懲役12年の有罪判決を言い渡した。同年9月12日、ロシア連邦最高裁判所は、同判決を合法だと認定した。

本年9月7日、ウクライナとロシア連邦の間で35名対35名の被拘束者交換が行われ、その際、スシチェンコ氏は、オレフ・センツォフ映画監督、オレクサンドル・コリチェンコ活動家、パウロ・フリーブ氏、ヴォロディーミル・バールフ氏、ウクライナ海軍軍人24名らとともに解放され、ウクライナへ帰還している。