フランス・ロシア首脳会談を受けて、露によるウクライナ人政治囚解放に期待=ウクライナ外務次官

フランスで行われたマクロン仏大統領とプーチン露大統領の会談後、現在、ウクライナ人政治囚の解放が進展することが期待されている。

21日、オレーナ・ゼルカーリ外務次官がインターファクス・ウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。

ゼルカーリ次官は、「皆がロシアに対して政治囚の解放を要求している。解放は、更なる対話進展にとっての前提条件の一つだ」と発言した。

さらにゼルカーリ次官は、プーチン露大統領とマクロン仏大統領の会談時にウクライナ人問題も議論されたと述べ、「プーチンからは更なるステップが期待されている」と補足した。

これに先立ち、8月20日、ロシアの人権保護団体「メモリアル」が、ロシアで有罪判決を受けているウクライナ国民5名(ヴォロディーミル・バールフ、パウロ・フリーブ、ミコラ・カルピューク、スタニスラウ・クリーフ、オレクサンドル・コリチェンコ)が各地の収容所からモスクワ市内のレフォルトヴォ拘置所に移送されたことを伝えていた。同日、レフォルトヴォ拘置所は、同5名の受け入れを決定した。

21日、ロシアの人権保護活動家のヴィクトリヤ・イフレワ氏は、レフォルトヴォ拘置所は、更にロマン・スシチェンコ(ウクルインフォルム通信記者)、オレクシー・シゾノヴィチ、イェウヘン・パノウの3名の受け入れも決定したと伝えていた。