露政権に拘束されるスシチェンコ記者、親族にイスタンブルを描いた絵を送付

ロシア連邦にて違法に断罪されているウクルインフォルムの仏特派員であるロマン・スシチェンコ記者は、親族に本年3月に描いたトルコのイスタンブルの絵を送付した。

ウクルインフォルムが伝える。

絵の裏側には、「ロマン・スシチェンコ 2019年 イスタンブル 紙、水彩、鉛筆、ボールペン」と書かれている。

スシチェンコ記者は、この絵を描き終え、親族に手紙とともに送ったのは、今年の3月であるが、親族の元に届いたのは本日、6月13日であった。スシチェンコ氏の親族は、この手紙は郵送中に紛失されたのだろうと考えていると述べた。

これまで報じられたように、ウクルインフォルム通信のフランスの特派員であるロマン・スシチェンコ記者は、2016年9月30日、私的目的でモスクワを滞在していた際に国際ルールに違反する形でロシアの治安機関に拘束された。同年10月7日、スシチェンコ記者にスパイの罪が言い渡された。2018年6月4日、モスクワ市裁判所は、スシチェンコ記者に12年の厳格収容所への拘禁が言い渡された。