金メダル獲得のベレニューク「準備がなければ、どう踏み込んでもチャンスはない」

東京オリンピックのレスリング男子グレコローマンスタイル87キロ級で金メダルを獲得したウクライナのジャン・ベレニューク選手(最高会議議員)のこれまでの発言を紹介する。

選手は、4日、決勝戦でハンガリーのレーリンツ・ビクトル選手を破り優勝していた。これは、ウクライナ勢の東京オリンピックでの初の金メダル獲得となった。ベレニューク選手は、2016年のリオ・オリンピックで銀メダルを獲得し、その際、再びオリンピックの舞台に戻ってくると誓っていた。このベレニューク選手の「人生の原則」とはどのようなものなのだろうか。ウクルインフォルムが同選手のこれまでの発言を集めた。


種目選択について

「母が、テニスの授業の1回分の値段を知った時、『あなたはグレコローマンのレスリングをしなさいね』と言ったんだ」

活動原則について

「クロスカントリーを高速で走る。それを最後まで走らなければならない。速度を落としたくなる決定的瞬間が生じることがあるが、それでも最後までその速度を維持するんだ」

改善への渇望について

「いつでも何かしら改善できるものだ。私には、レスリングでも、自分の性格にも補完が必要な部分がある」

試合前の調整について

「心理的に自分を調整できなければ、高い結果を期待することはできない。私は自分を整えるし、自分と対話をする。統合失調症に似たところがある」

ベレニューク選手は、どうやら東京で肩を痛めていたようだった。

「準備ができていなければ、どのように踏み込んでも、勝利のチャンスはない」

性格について

「私は子供の頃から、自分の行動は全て正しいと思っていたので、指導を受ける必要はなかった」

アフリカ系ルーツについて

「私はルワンダにいたけれど、私は自分が100%ウクライナ人だと実感した」

オリンピックの特徴について

「オリンピックの決勝戦は、人生で最も重要な闘いだ」

他国から試合に出ることのオファーについて

「国籍を変えるだって? 私は、支えてくれている人々から目を逸らさず、ここで全てを達成したいと思っている」

目標について

「2016年のリオ決勝戦での敗北の痛みが、とても悔しいものだった。ウクライナ人を喜ばせるためにも、金を獲りたい」