銅の柔道ビロディド「全ての力を出し切った」

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ウクライナの柔道女子48キロ級のダルヤ・ビロディドは24日、3位決定戦で勝利し銅メダル獲得を決めた後にインタビューを行い、「全ての力を出し切った」と同日の試合の感想を伝えた。

ウクライナ・オリンピック委員会広報室がビロディド選手のインタビューを公開した

ビロディド選手は、「私は残っていた全ての力を出し切った。なぜなら、その前の試合がゴールデンスコア(延長戦)に入っていたからだ。それがとても厳しく、疲労をもたらした。私は調子を整えるのが難しくなっていた。なぜなら、その前の私が負けた試合の後、気分を失っていたからだ。私のトレーナーである母が、調子を整えるのをとても助けてくれ、必要な言葉をかけてくれた。私は、会場の仲間の支えも感じた。セルヒー・ブブカ国家オリンピック委員会会長にも感謝している。彼は、選手村での会合時に、自分の試合の経験を話してくれた。そのような人物のサポートがあるのは重要だし、価値がある」と発言した。

ビロディドは、2年前にも世界選手権の際に日本で優勝していることに触れつつ、しかし「世界選手権とオリンピックは、異なる経験だ」とコメントした。

なお同日、ウクライナの柔道女子48キロ級のダルヤ・ビロディドが24日、3位決定戦でイスラエルのシラ・リショニーを下し、銅メダルを獲得した。ウクライナ勢は東京オリンピックで初のメダルとなる。

ビロディドは、準決勝で日本の渡名喜風南と対戦し敗北していた。

女子48キロ級は、その後決勝で渡名喜とコソボのディストリア・クラスニチが対戦、クラスニチが勝利している。

写真:ウクライナ・オリンピック委員会