数千のペンギンがウクライナの南極基地周辺に出現

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ウクライナの南極基地「ヴェルナツィキー基地」の周辺に大量のペンギンが観測された。

18日、国家南極学術センターがフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「この7月、南極調査員は、極めて多くの冬のペンギン集結を確認した。基地から半径20キロ圏内の複数の島にて、何百、何千の個体が見られ、水中でも同時に何百のペンギンが泳ぐのが観察できた。亜南極のペンギン(ジェンツー)か、アデリーペンギンだ」と書かれている。

写真:オクサーナ・サヴェンコ/国家南極学術センター

センターは、ウクライナは夏だが、南極は冬であるとし、ペンギンたちは通常、食事のために開けている(凍っていない)海を求めてより北に向かうと説明した。同時に、今冬は気候変動によって気温が上がっていることにより、基地のあるウィルヘルム群島の開けた海でもペンギンが観測できているという。