ウクライナ大統領府前でLGBT+代表者が集会

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キーウ(キエフ)市内の大統領府の建物前にて6日、LGBT+代表者への差別排除を目的とする法案採択を求める集会が開催された。

約数百名が参加した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム

集会参加者は、差別排除を目的とする行政違反法典・刑法典改正法案第5488の採択を求めている。同法案は、人種、肌の色、政治的、宗教的、その他の信条、性的特徴、年齢、障害、民族的・社会的出自、国籍、家庭・資産状況、性的志向、性アイデンティティ、居住地、言語、その他の兆候による特定のカテゴリーに対する偏向ある否定的対応を認めないための改正を定めるもの。法案では、不寛容を根拠とする行為を行政処罰対象とすることが提案されている。

その他参加者たちは、警察に対して、LGBT+代表者に対する犯罪や差別行為に対する完全な捜査の実行を要求した。特に、LGBT+や女性の権利保護イベントの参加者に対する襲撃を行なった人物、団体に対する捜査を速やかに行うことが求められた。

同時に、大統領府前の少し離れた地点では、同法案への反対者による集会も開催された。数十名が参加した。

警察官と国家警護隊がこれらの集会の周りを厳重に警備していた。

なお、差別撤廃法案第5488は、5月13日に最高会議に提出されている。法案を提出したのは、デニス・シュミハリ首相。現在、最高会議関連委員会が審議を行なっている。