被占領下クリミアで占領政権が家宅捜索 ウズベキスタン出身者1名死亡、他1名拘束

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ウクライナ南部被占領下クリミアのシンフェローポリ地区ドゥブキ村にて、ロシア占領政権治安機関がセイダメト・ハファロフ氏の自宅を家宅捜索し、同氏を拘束、また家宅捜索の際に、ウズベキスタン国籍のナビ(アユブ)ラミモフ氏が殺害された。

弁護士のリーリャ・ヘメジ氏が伝えた。市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントにて動画を掲載した

ヘメジ氏は、「今日、5月11日、ハファロフ一家の家に、捜査官の決定による創作が実施された。同捜査は、緊急捜査行動と関係するそうだ。(中略)弁護士によれば、家宅捜索の理由は、『ラミモフとかいう者がロシア連邦刑法典第317条の定める犯罪(法執行機関職員の殺害を目的とした行為)をし、同人物がセイダメト・ハファロフ氏の建設中の家に住んでいる』ということだった」と発言した。

同氏は、ハファロフ氏は事件の証拠となるものを隠していると疑われていたが、家宅捜索では何も押収されなかったとと伝えた。

動画では、隣人たちが、今回の家宅捜索は同日朝6時に開始されたと述べ、その際、発砲音や殴打音に似た音を聞いたと伝えた。建物の中には誰も入ることが認められなかったという。クリミアの連帯は、治安機関は、ラヒモフ氏が抵抗したことから、殺害されたのだと伝えた。同日14時、建物に遺体移送用の車両が到着したという。

捜査中の殺害については、ウクライナ政権のクリミア自治共和国・セヴァストーポリ検察もテレグラムで報告している

発表では、「本日、占領国が『法執行機関』代表者がクリミア自治共和国シンフェローポリ地区ドゥブキ村にて違法に実施した家宅捜索の際、不明な状況下で、ウズベキスタン出身の男性が殺害された」と書かれている。

検察は、状況の解明を行なっていると伝えた。

写真:クリミアの連帯