占領政権裁判所、「クリミア・タタール大隊」参加市民に6年の実刑判決

被占領下クリミアの「裁判所」は、メジト・アブリャミトフ氏に対し、クリミア・タタール系市民で構成される志願兵集団「チェレビジハン記念大隊」への参加につき、6年間の厳格収容所の実刑判決を言い渡した。

23日、市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「キーロフ地区裁判所が、ロシア連邦刑法典第208.2(違法武装集団参加)に従い、ノマン・チェレビジハン記念志願兵大隊への参加によりクリミア・タタール人のメジト・アブリャミトフ氏を有罪とし、6年間の厳格収容所収容、1年間の自由制限を言い渡した」と書かれている。

アブリャミトフ氏は、法廷にて、ロシア連邦保安庁(FSB)職員が捜査時に「どのような証言を提示すべきか指示した」と指摘した。弁護側は、そのような証言は、FSBの圧力によって提示されたものであり、看過されてはならないと発言していた。

アブリャミトフ氏はまた、武器を手にしたことはなく(編集注:「チェレビジハン大隊」は軍部隊ではなく、ヘルソン州南部のクリミアとの境界線周辺の見回りなどをしていた民間グループ)、戦闘にも参加しておらず、グループでは日常的事務を行っていたと発言した。

弁護側は、今回の判決に同意しないとし、判決を控訴する予定だと伝えた。