クリミアで政治囚を応援するオンラインパフォーマンス開始

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被占領下クリミアにて、占領政権により「イスラム解放党」関与の容疑で拘束されている人々を応援するオンラインパフォーマンスが始まった。

市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントにて伝えた

参加者は、自身のフェイスブック・アカウントにて、拘束されているクリミアの政治囚であるエンヴェル・オメロフ氏、リザ・オメロフ氏、アイデル・ジャパロフ氏の解放を求めるメッセージを掲げた自身の写真を掲載した。

これに先立ち、12月23日、ロシア連邦南部軍管区裁判所にて、「イスラム解放党」関係の容疑がかけられている通称「ビロヒルシク・グループ」(編集注:類似の容疑で拘束された人々のうち、ビロヒルシク市で拘束された人々を指す)、禁錮刑など13〜19年を求刑していた。

なお、クリミアでは、2014年のロシアによる占領後、クリミア・タタール系住民が「イスラム解放党」に関与したとの容疑で拘束される事例が続いている。イスラム解放党は、ロシアでは2003年から活動が禁止されているが、ウクライナを含め多くの国では禁止されていない。

2019年7月18日、欧州議会は、ロシアに対して、クリミアで拘束された人物を含む、全てのウクライナ国民政治囚を解放するよう要求する決議を採択している。