大統領府前で新教育相任命への抗議集会開催

写真

22日、キーウ(キエフ)市大統領府前にて、最高会議によるシュカルレト教育科学相任命に反対する抗議「ストップ・シュカルレト 教育は殺させない」が開催された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

参加者は約300名。活動家たちは花火に点火したり、シュカルレト氏解任を求める署名を集めたりしていた。

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム

これに先立ち、17日、最高会議(国会)は、セルヒー・シュカルレト氏を教育科学相に任命していた。その際、賛成した議員は、226名(過半数は226)。

シュカルレト氏は、2004年と2010年の大統領選挙に、ヤヌコーヴィチ元大統領を支持していたことが知られている。ヤヌコーヴィチ氏の地域党の元党員であり、2010年、同党からチェルニヒウ州議会議員に当選している(〜2015年)。

同氏は、2015年は、ブロック・ペトロ・ポロシェンコ党(BPP党)からチェルニヒウ州議会議員選挙に出馬していた。

12月16日、最高会議の教育科学イノベーション委員会は、シュカルレト氏の教育科学相への任命を勧告しないとの決定を採択していた。

今回、シュカルレト氏の任命が採択されると、野党の声党会派と欧州連帯党会派の議員は、「恥を知れ!」とシュプレヒコールを挙げた。他方、与党の人民奉仕者党会派は、同決定を拍手で歓迎した。