観光発展庁、チョルノービリ観光動画を公開

動画

ウクライナの国家観光発展庁は、チョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所事故解体作業参加者追悼の日合わせて、「ウクライナを旅しよう」プロジェクトの3本目となる、チョルノービリ立入制限区域の観光動画を公開した。

観光開発庁がフェイスブック・アカウントにて発表した

発表には、「チョルノービリ立入制限区域は、時間の止まった場所である。一人一人が立ち寄り、人生の意味を考えてみると良い場所である。それは、文明によって作り出された廃墟の上にどのように自然が再生されるのかを見るためだ。ここであなたは、一人、世界と対峙し、普段灰色の日常の裏に隠れているものを学ぶことができるのだ」と書かれている。

動画に出てくるのは、オリンピックで二度優勝経験のあるカヌー選手のユーリー・チェバン氏。BGMには、音楽グループ「ONUKA」の『街』(Місто)が使われている。

また、観光開発庁は、「ウクライナを旅しよう」プロジェクトは、ウクライナ国内観光の発展を目指す初の宣伝キャンペーンだと喚起した。

発表には、「私たちの目的は、国内旅行へウクライナ国民の関心を向けることであり、流行を作ることである。それは単にリゾート休暇ではなく、ウクライナの歴史や文化を発見するための旅行を指す」と書かれている。

同プロジェクトは、ボランティアベースで、国家、地方自治体、ビジネス、文化業界が参加して実施されているとのこと。

なお、これまですでに、ヘルソン州の自然保護区「アスカニヤ・ノヴァー」や、ザポリッジャ州のコサックの拠点として知られる「ホルティツャ」の動画が公開されている。