東部で戦死したマトヴィーウ氏の告別式開催 ボランティア活動で有名

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14日、キーウ(キエフ)市にて、10日に東部の前線にて死亡したタラス・マトヴィーウ氏の告別式が開催された。マトヴィーウ氏は、著名なボランティア活動者であり、市民団体「マイダン捜索イニシアティブ」の創設者として知られる人物。

ウクルインフォルムが伝える。

「ウクライナの英雄」の称号を持つタラス・マトヴィーウ氏の告別式は、キーウ市の独立広場にて行われた。

写真:ヘンナジー・ミンチェンコ/ウクルインフォルム

また同日の夜には、リヴィウ市でも同氏の告別式が予定されており、その後15日、同氏出身のリヴィウ州ジダチウ市にて埋葬が行われる。

マトヴィーウ氏は、7月10日に、ドンバスにてロシア傭兵の攻撃により亡くなった。その際、同氏は、2名の同僚をかばって亡くなっている。享年31歳。ダニーロ王記念第24独立機械化旅団に所属していた。

また、マトヴィーウ氏は、イヴァン・フランコ記念リヴィウ国立大学のジャーナリズム学部を卒業しており、ディヴィシ・インフォ、LB.ua、リヴィウ・ニュース工房などで記事を書いていた他、市民団体「ナロードニー・レヒオン」にてボランティアとして活動したり、マイダン第3自警団に参加したりしていた。2019年12月までは、ジタチウ地区議会の議員も務めていた。

7月13日、ゼレンシキー大統領は、マトヴィーウ氏に「ウクライナの英雄」の称号と「金星」勲章とともに付与している。