70%以上のキーウ市民、ネットでニュースを読むと回答

世論調査

最新の世論調査により、キーウ(キエフ)市民の約70%がニュースをインターネット上で読んでいることがわかった。

26日、調査センター「ソツィス」が実施した世論調査を、同センターと選挙問題を専門とする市民団体「ウクライナ有権者委員会」が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた

調査結果によれば、キーウ市民の73.5%が国内外や地域の出来事に関する情報をインターネット上で得ていると回答、52.8%がテレビから得ていると回答した。その他、17.3%の回答者が友人、同僚、親戚、知り合いからニュースを得ていると答え、10.5%がFMラジオを通じて得ている、8.1%が印刷媒体から得ていると回答した。

有権者委員会のオレクシー・コシェリ代表は、インターネットやソーシャル・ネットワークの役割がキーウ市市長選挙に出馬する人々が選挙運動をする上で重要となっていると指摘した。

コシェリ氏は、「キーウにはケーブルテレビがあり、報道、情報、娯楽と様々なテレビが選択できる。しかし、インターネットとソーシャル・ネットワークの役割は極めて大きい。私は、これは選挙運動の性格を決めるものであると思うし、キーウ市市長選挙の大半の候補者がバーチャルキャンペーン(編集注:インターネット上の選挙運動)を展開するだろうことは明白だ。それは安価だし、便利だし、有権者の需要にも適っているからだ」と発言した。

その他、今回の調査結果では、キーウ市民の77.9%がインターネットを利用していると回答。また、約半数が、新型コロナウイルスのテーマを「自分自身にとって非常に重要なテーマ」と回答したと発表された。

今回の世論調査「キーウ市の社会・政治状況」は、「ソツィス」が5月8日から20日にかけ、САТІ(computer assisted telephone interviews)方式でキーウ市内の有権者4000名を対象に実施したもの。回答者一人当たりの質問時間は10分。理論的誤差は、最大±1.9%だと発表された。

なお、キーウ市市長選挙は、本年秋の全国統一地方選挙の際に実施される見込み。