チェルニウツィー市、新型肺炎感染者の自宅前にて配偶者の隔離を求めて住民が抗議

チェルニウツィー市では、3日、同日新型コロナウイルスへの感染が判明し、入院した男性の自宅前にて、人々が男性の配偶者の入院・隔離を求めて抗議を行なった。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

抗議をする人々のところへは、オレクシー・カスプルク市長が訪れ、市民に落ち着くよう諭していた。一方、抗議参加者たちは、配偶者を入院させない場合には、道を封鎖し、更に過激な行動を取る用意があると述べていた。

配偶者の暮らす建物近くには警察官が警備を実施。

地元メディア「情報エージェンシーACC」が現場の様子を動画で公開している。

これに先立ち、3日、リャシュコ保健次官が、ウクライナ国内で新型コロナウイルスの初の感染事例が確認されたと発表。患者は2月21日から配偶者とともにイタリアを旅行し、その後ウクライナに帰国。2月29日に症状が出て入院し、2日夜に出た検査結果で陽性であることが判明したと伝えられた。感染者は指定の医療施設に入っており、病状は安定していると発表されている。