「大統領のためのレッドライン」 キーウ市内で集会開催

8日、キーウ(キエフ)市内の独立広場にて、ノルマンディ4国首脳会合に向かうゼレンシキー大統領に対して、越えてはならない「レッドライン」を喚起する集会が開催された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

キーウ警察の発表では、同集会への参加者は約8000人。

独立広場では、ステージが立てられ、壇上から政治家や市民活動家が演説を行った。

アンドリー・パルビー最高会議議員(欧州連帯党)は、「今日、私たちがここに集まったのは、ウクライナが脅威にさらされていると感じているからだ。私たちは、プーチンが私たちの国家に対して自身の計画を実現しようとしているのを見ている」と発言した。

参加者たちは、ウクライナ国旗や政党の旗を掲げ、「降伏反対」「団結しよう」などと叫んだ。

同集会を組織したのは、ポロシェンコ前大統領を党首とする欧州連帯党など。自由党(スヴォボーダ)の旗も見られた。その他、壇上では、祖国党、声党の代表者も演説を行った。

運営者たちは、同集会が平和に行われていることを強調した。

独立広場では、治安機関が警備にあたっていた。

午後4時過ぎには集会は終了した。一部は、同日夜、大統領府前にも集まった。

なお、12月9日、パリにて、独仏宇露4国によるノルマンディ首脳会談が開催される予定。